139 正義の東海道を讃う下
富士の如く 勝ち誇れ!
青年の勢いで 民衆の力で驀進だ
この一生
恐れることなく
悔いもなく
妙法流布の
仏なりせば
「強盛の大信力をいだして法華宗の四条金吾・四条金吾と鎌倉中の上下万人乃至日本国の一切衆生の口にうたはれ給へ」(御書一一一八ページ)
真の信仰者は、何ものにも侮られてはならない。それは「法」を下げてしまうからだ。
晴れ晴れと、この人生を、人間として勝ち誇っていけるのが、絶対勝利の「法華経の兵法」である。
ドイツ語圏の大詩人リルケは謳った。
「人生は、威風堂々と気高くあるべきだ。心の小さい者だけが、卑屈になる。......
君は、王者の如くあれ。必ず、そうなれるのだ」
◇
新しき
世界を見つめて
我が人生
永遠不滅の
哲学掲げて
学会本部の第二別館に御安置されている常住御本尊の脇喜には、「賞本門事戒壇正本堂建立」「法華講総講頭 創価学会会長 池田大作」と認められている。
すなわち「本門事の戒壇である正本堂を建立したことを賞讃する」との証明である。
学会が第三代会長の時代に入って、日蓮大聖人の御遺命である「本門事の戒壇」を実現したことが、御本尊に厳然と刻み留められているのである。
創価学会の大功績も、学会員の大功徳も、永遠不滅であることは、この一事においても明らかだ。
この「本門事の戒壇」たる正本堂を、嫉妬に狂って破壊したのが日顕である。
創価学会が、宗門の興隆のために行った登山会の参加者は、第二代・戸田先生から第三代の私の時代を通して、実に七千万人に上る。
大石寺の大整備を行い、末寺の寄進は海外を含め三百五十六にもなった。
仏法史上において、空前絶後の真心の供養を受けながら、あの邪宗門の輩は、恩に報いるどころか、無量の金銭を握りしめ、悪逆の限りを尽くしたのである。
極悪の天魔と化して和合僧を破壊し、広宣流布を妨害せんとした邪宗門は、未来永劫にわたって無間地獄である。法華経に照らし、御聖訓に照らして明確であるからだ。
昭和四十九年の一月二日に認められた「賞本門事戒壇正本堂建立」の御本尊の受持から、今年で三十三年──。
仏法の正邪、そして勝負は、現証において、あまりにも歴然としている。
創価の連帯は、世界百九十の国々と地域へ広がった。二百十八の「名誉学術称号」も贈られている。世界第一の栄冠だ。
梵天・帝釈に通ずる世界の大指導者たちも、創価の城に続々と訪れる時代に入った。
一方、日顕宗は、どうか。
ある人が吐き捨てるように言っていた。
「日顕宗は、公称として発表している信者の人数においても、かつての二パーセントに激減した。つまり、実に九十八パーセントの人びとから見放されたのである。
また、最高裁の厳正な裁判においても、法主を筆頭に、七度にもわたって断罪されている。
こんな最低にして愚劣な宗教団体がどこにあるか!」
完全に衰退、没落である。
学会は勝った。
我らは勝った。
そして永遠に勝つのだ!
◇
昭和五十五年の四月。
中国の文豪・巴金先生を、熱海の静岡研修道場にお迎えした。以来、四度にわたって重ねた語らいの、忘れ得ぬ第一回であった。
先生は、ある文章に、こう綴られている。
「古いものの滅亡に従って新しいものの誕生が始まる。そして、暗黒の夜が過ぎると黎明の朝が来る」
巴金先生が、未来の希望を託されていたのは、誰か。
それは「庶民」である。
そして「青年」である。
巴金先生は言われた。
「偉大な考え方はつねに庶民の中から生まれる!」
そして「青年の心というものは、利害の打算などには永遠に拘束されないのだ」と。
まさしく、この偉大な庶民と青年の力で、わが東海道は新しき正義の黎明の朝を告げてきた。
現在、私が対談を進めている、ブラジルの天文学者モウラン博士は言われた。
「宇宙は常に進化を続けているのです。それと同じように、私たち人間も常に成長し続けているのです」
広宣流布の一つ一つの戦いは、宇宙の根本の正しき大法則に完璧に合致している。
ゆえに、眼前の闘争に勇んで身を投じていく時、絶妙なるリズムで、わが生命を限りなき成長と向上の軌道に乗せていくことができるのだ。
嬉しいことに、東海道は、男子部も、女子部も、そして学生部も、全国の模範の前進を続けてくれている。
孫文の夫人であり、「中国の良心」と讃えられた宋慶齢(そうけいれい)は言った。
青年は「歴史を推進して、よりすばらしい世界へ向かわせる力です」と
二〇一〇年は、わが創価学会の栄光の創立八十周年。
それは、運祖が東海道で「立正安国諭」の大宣言を放たれてより、七百五十年の大佳節である。
いつも心に、大信念の富士の山をいだいて戦う、師弟不二の東海道の友よ!
誉れ高き君たち、貴女たちの完勝の大行進を、三世十方の仏菩薩も、諸天も、千万の大軍の如き力を出して、護り讃えゆくに違いない。
東海道の勝利こそが、永遠に魔軍を封じこめる、創価の正義の勝利である。
師も弟子も
富士の如くに
勝ち戦
(随時、掲載いたします)