1998-01-01から1年間の記事一覧

54 宗教革命の旭日

「第九」――。 それは、「苦悩を突き抜けて歓喜へ!」と叫んだ、楽聖ベートーベンの心の雷鳴である。 万人を兄弟として結び合う、気高き永久の賛歌であり、たくましき民衆の凱歌である。 十二月十二日、伝統の創価大学の「第九」の演奏会を、今年もまた鑑賞さ…

法悟空/53 会場提供者に感謝

――三世に輝く「福徳の大宮殿」―― 今年もまた、新しき人間主義の波が、広く社会を潤した、大勝利の一年であった。 その運動の源泉となってきたのが、”生命のオアシス”ともいうべき座談会であった。 私は、この”金の家””銀の家”の、会場提供者の皆様に、心より…

 民衆の力

今年は、各地で、豪雨による大きな被害が出た。 被災者の方々に、心よりお見舞い申し上げたい。 いかなる苦難も乗り越えていける力が信心である。 被災地の皆様が、この試練を乗り越え、勝利の実証を示されることを、私は、日々、強く、深く、祈り続けている…

36/法悟空 青年と教学

――最高峰の哲学で人生の骨格を―― 「世界を動かすものは思想である」とは、国際連盟事務局次長を務めた、新渡戸稲造の言葉である。 さらに、彼は言う。 「世の中の欲もすなわち名誉も富貴も知らない清浄無垢の青年時代に起こる思想が実に貴い」と。 彼が牧口…

18 ―― 法悟空 フレッシュマンに贈る

――職場は人間修行のわが道場―― 希望ある人には、輝きがある。 希望ある人には、無限の心の青空が広がる。 今日から、各職場で、フレッシュマンとして、人生の新しいスタートを切る若人も多いにちがいない。 「おめでとう! 未来は君たちの腕にあり」と、私は…

15 創価大学の伝統

満開の桜の笑顔を見る日も近い。 若々しいわが創価大学の英知の城から二十一世紀へ、すでに何万の英才の若人が、巣立っていった。 先日、平成十年度の教員採用試験に、わが大学から百六十二人(通信教育部を含む)が合格したとの報告をいただいた。 創立者と…

「『3・16』の大儀式を偲びつつ」

我は、師弟の誓いを果たしたり。 我は、同志の誓いを果たしたり。 我は、わが信念の目的を果たしたり。

10 ―― 法悟空 起稿の天地・長野

―― 「言論の国」から人間主義の光 ―― 2月11日は、戸田先生の99回目のお誕生日。 しかも、今年は、先生が逝去されてから、40回目となる。お祝い申し上げる感慨も、また無量。 19歳で先生に出会い、お仕えし、育てられた私である。先生の前では、永遠…

1「日に日に新たに」

新しき年。偉大な境涯の旭日は昇る。 正月二日――。 東京牧口記念会館にて、敬愛するわが友と、「民衆勝利の年」の出発。 この日は、私の七十歳の誕生日。個人的なことながら、世界の同志が祝福してくださった。申し訳なく、また嬉しい。 小説『新・人間革命…