1999-01-01から1年間の記事一覧
三十二年前のあの日、私は、上野から特急「第一あさま」に乗り、信州に向かった。 島崎藤村ゆかりの小諸に降り立った私は、小諸会館、懐古園を訪問したあと、長野市の松代をめざして車を走らせた。 一九六七年(昭和四十二年)の六月二十三日のことである。 …
ギリシャの哲人プラトンの、有名な『ソクラテスの弁明』のなかに、師・ソクラテスの言葉が記されている。 「もしわたしが、罪を着せられるとすれば、(中略)多くの人たちの中傷と嫉妬が、そうするのです。まさにそれこそが、他にも多くのすぐれた善き人たち…
遠大なる人類の目的のために、仏法はある。 何ゆえか満たされぬ生命を、悔いなき、満足しきった完成に向かって昇華させゆくために、信仰はある。 それゆえに、私たちは、長く、あまりにも長く、広宣流布のために、戦わねばならない。 一歩も後退できない。 …
ロシアの文豪トルストイは言った。 「精神の成長を得よ。そして他の人々の精神の成長を助けよ。この中に、一切の生活が存在しているのだ」(八住利雄訳) 仏法の意義を、正しく証言している言葉である。 ともあれ、創価学会は、どこまでも広宣流布の団体であ…
山梨の「協調」と「前進」は、目覚ましい。 人間は、「目標」と「張り合い」と「信頼」が連動すると、巨大な力を発揮するのである。 山梨の広布の牙城は、生き生きとしている。今、固い岩盤を割って、新しき二十一世紀へ、みずみずしい潮流が流れ始めた感じ…
獅子となりて 我は一人征く
先日、ある著名な学者から、伝言をいただいた。 それは、私を励ましてくれる好意的な内容であった。 「これだけ壮大なる創価学会になったからには、苦労も苦難も多いでしょう。 日本を動かす原動力の一つになったことは、まことに偉大なことであります。 若…
夜は明けた! 今、信越の空にも、赫々と、感激の太陽が昇る。黄金の使命の門を通り抜けて、彼自身の軌道を正確に進む。 私も、わが人生の道を、今日も歩む。先頭に立って歩む! 偉大な目標に向かって、壮大な使命の方向へ! そこには、少しの悔恨もない! 君…
フランスの文豪ロマン・ロランは叫んだ。 「所詮 人生は戦いだ。一切の権利は勝者のものだ!」(宮本正清訳) 大阪城――。あの堂々と聳え立つ大阪城を仰ぐと、常勝の英姿を見る思いがする。 大阪の駅を降り、タクシーに乗って、関西本部に近づいてくると、た…
おお、君らが、新しき朝日を昇らせた! 君たちが、古き世をば、勇敢に、新しき世に変え抜いた! 君らの誇りは、光となりて、遠い果てまでも、わが国の誇りを高めた。 おお、新時代の扉を開きし勇者たちよ! 中国の夜明けの獅子たちよ! 明治維新の青年たちよ…