1999-01-01から1年間の記事一覧

104 32年前の長野・松代にて

三十二年前のあの日、私は、上野から特急「第一あさま」に乗り、信州に向かった。 島崎藤村ゆかりの小諸に降り立った私は、小諸会館、懐古園を訪問したあと、長野市の松代をめざして車を走らせた。 一九六七年(昭和四十二年)の六月二十三日のことである。 …

95 「7・17」の誓い

ギリシャの哲人プラトンの、有名な『ソクラテスの弁明』のなかに、師・ソクラテスの言葉が記されている。 「もしわたしが、罪を着せられるとすれば、(中略)多くの人たちの中傷と嫉妬が、そうするのです。まさにそれこそが、他にも多くのすぐれた善き人たち…

/93 師子の誉れ「7・3」

遠大なる人類の目的のために、仏法はある。 何ゆえか満たされぬ生命を、悔いなき、満足しきった完成に向かって昇華させゆくために、信仰はある。 それゆえに、私たちは、長く、あまりにも長く、広宣流布のために、戦わねばならない。 一歩も後退できない。 …

90 常勝の前進・岡山

ロシアの文豪トルストイは言った。 「精神の成長を得よ。そして他の人々の精神の成長を助けよ。この中に、一切の生活が存在しているのだ」(八住利雄訳) 仏法の意義を、正しく証言している言葉である。 ともあれ、創価学会は、どこまでも広宣流布の団体であ…

85 文化と哲学の山梨

山梨の「協調」と「前進」は、目覚ましい。 人間は、「目標」と「張り合い」と「信頼」が連動すると、巨大な力を発揮するのである。 山梨の広布の牙城は、生き生きとしている。今、固い岩盤を割って、新しき二十一世紀へ、みずみずしい潮流が流れ始めた感じ…

080 昭和54年5月3日  

獅子となりて 我は一人征く

79 嵐の「4・24」

先日、ある著名な学者から、伝言をいただいた。 それは、私を励ましてくれる好意的な内容であった。 「これだけ壮大なる創価学会になったからには、苦労も苦難も多いでしょう。 日本を動かす原動力の一つになったことは、まことに偉大なことであります。 若…

72 広宣の光・信越

夜は明けた! 今、信越の空にも、赫々と、感激の太陽が昇る。黄金の使命の門を通り抜けて、彼自身の軌道を正確に進む。 私も、わが人生の道を、今日も歩む。先頭に立って歩む! 偉大な目標に向かって、壮大な使命の方向へ! そこには、少しの悔恨もない! 君…

64 師弟の魂・大関西

フランスの文豪ロマン・ロランは叫んだ。 「所詮 人生は戦いだ。一切の権利は勝者のものだ!」(宮本正清訳) 大阪城――。あの堂々と聳え立つ大阪城を仰ぐと、常勝の英姿を見る思いがする。 大阪の駅を降り、タクシーに乗って、関西本部に近づいてくると、た…

大中国の陣列

おお、君らが、新しき朝日を昇らせた! 君たちが、古き世をば、勇敢に、新しき世に変え抜いた! 君らの誇りは、光となりて、遠い果てまでも、わが国の誇りを高めた。 おお、新時代の扉を開きし勇者たちよ! 中国の夜明けの獅子たちよ! 明治維新の青年たちよ…