新時代 第13回 本部幹部会 下

初代・2第の夢を実現 燦然と世界広布第2幕の太陽が昇った!

わが生命の炎を燃やせ!
戸田先生 恐るるな 仏の力は偉大なり
ルーズベルト大統領夫人 「多くの才能は眠ったまま 自らの大いなる力を開拓せよ



一、きょうは、海外14カ国・地域から、SGI(創価学会インタナショナル)の代表が参加してくださっている。
 特に、尊い研修を行すておられる、アメリカの皆様!
 メキシコの皆様!
 ベネズエラの皆様!
 ドイツの皆様!
 フィリピンの皆様!
 マレーシアの皆様!
 韓国の皆様!
 ようこそお越しくださった。サンキュー! 拍手をもって、大歓迎したい(大拍手)。

 新たな大行進を 
 一、ウズベキスタンの大詩人ナワイーは綴った。
 「太陽のように、国中を照らす人であれ!
 公明正大においては、永遠の春のごとくあれ!
 悪人に対しては、稲妻のごとくあれ!」
 これでいこう!
 我らは、悪い人間とは断じて戦うのだ。
 なかでも、学会を内部から破壊しようとする「破和合僧」の人間を許してはならない。こうした悪人を放置しておいたら、大変なことになる。
 どんな幹部だろうが、社会的地位があろうが、悪い人間は許さない。
 学会の大恩を受けながら、同志を裏切り、学会員をいじめる恩知らずとは断固、言論で戦う。
 将来のために、きょうは、このことを改めて確認し合いたい。
 一、この一年も、SGIは見事な大発展を遂げた。各国からの信頼も、一段と広がった。本当にありがたいことだ。
 皆様を代表して私が拝受した名誉学術称号は、今年だけで23にのぼり、現在「225」となった。また名誉市民称号も、今年だけで約100の都市から贈られ、まもなく「555」となる。
〈12月11日(現地時間)、ブラジルのアラカジュ市から名誉市民称号が贈られ、「555」となった〉
 まさに「世界一」の栄誉であり、心から感謝申し上げたい(大拍手)。
 思えば、「創価の父」牧口先生は、狂った日本の軍部権力に捕らえられ、牢獄に入れられた。
 そして特高刑事からの尋問に答えて、日蓮大聖人の仏法で全世界の人類が即身成仏することができると述べ、広宣流布のビジョンを堂々と宣言された。
 「訊問調書」に、その記録が残っている。
 また不惜身命の恩師・戸田先生は、逝去の直前に「メキシコに行った夢を見たよ」と言われた。世界へ行くことを望んでおられた。
 初代会長と2代会長が願われた「世界広布の基盤」を、3代会長の私が盤石に完成させた。
 いよいよ一閻浮提広宣流布の第2幕となった。楽しく、にぎやかに、全世界の友と大行進を開始していこう!(大拍手)
 広布に戦えば、健康になる。家にいても、寝たり、食べてばっかりでは、かえって不健康だ(笑い)。
 会合に出て、前進の息吹に触れる。友の悩みに耳を傾け、励ましを贈る。学会活動をすれば、生き生きと輝いていけるのである。

スイスの哲学者
清らかに保たれた青春はいつも人生の喜びの泉

ウズベキスタンの大詩人ナワイー
公明正大においては春のごとく 悪人に対しては稲妻のごとく

 わが子のごとく青年に励ましを 
 一、皆様のご支援のおかげで、今、創価大学は大発展を続けている。
 この創価大学の建設のために、尽力してくださった、忘れ得ぬ大学者がおられる。
 それは、本年10月に逝去された笹谷卓(ささやたかし)先生である。きょうは、夫人の玲子さんが参加してくださっている。本当に、うれしい(大拍手)。
 笹谷先生は、創価大学の「設立準備委員」として、良き教員を集めるために東奔西走してくださった。
 関学以来、文学部英文学科の教壇に立たれた。「創大を世界一の大学に!」──これが笹谷先生の心であり、尊き生涯の行動であった。
 笹谷先生ご夫妻は、まさしく学生を、わが子のごとく慈しみ、育んでくださった。困っている学生がいれば、即座に飛んでいって、激励し、手を打たれた。
 真心の食べ物を差し入れてくださり、寒い冬の日曜には、わが家から大学に電気ストーブを持っていって学生に教えてくださったこともあった。学生が風邪をひかないようにと、心を砕かれたのである。
 また、海外からの交換教員の先生方の面倒も、人知れず、誠実に見てくださっていた。
 同時に、学生に嫌な思いをさせたり、建学の精神をないがしろにする教員の言動を許さない、気迫をもっておられた。
 夫人の玲子さんは、関学当時から、創大の地元の地区の大B担(現在の地区婦人部長)を務められ、コツコツと頑張ってこられた。
 そして、わが家を進んで拠点に提供された。八王子の同志とともに広布の最前線を走って、地域の友好と信頼をすがすがしく広げてこられた(大拍手)。
 全国各地をはじめ海外の卒業生や学者の方々から、ご夫妻への感謝の便りが、今でも絶えないとうかがった。創大の教員は、皆、こういう存在であっていただきたい。
 笹谷ご夫妻は、ただただ学会のため、そして創大のため、青年のためにと、すべてを捧げて戦い抜き、生き抜いてこられた。私たちは心から讃えたい(大拍手)。

 「読書は冒倹と感動の航海」 
 一、フィリピンの英雄で、大教育者でもあったホセ・リサール博士は、子どもたちに「自信」「安心」「自尊の心」を贈ることが必要だと述べている(岩崎玄訳『ノリ・メ・タンヘレ』勁草書房)。
 また「一度みんなの前でほめられた子どもは、次の日にはその倍も勉強して来ます」(同)と励ましの大切さを訴えた。
 きょうは全国各地の未来部長が集われている。皆さんの励ましが、どれほど大きな力となっているか。心から感謝申し上げたい。
 アメリカの“人権の母”エレノア・ルーズベルト大統領夫人は綴った。
 「私たちは、自分自身の心の中にある光りがあかあかと消すことのできない炎をもって燃えるのでなければ、他の人たちの心に永続する光りを投じることは、できないのである」 (坂西志保訳『エリノア・ルーズヴェルト自叙伝』時事通信社
 後輩を育てる。友に勇気を贈る。
 そのためには、まず自分自身の心を燃やすことだ。自らが勇気をもって立ち上がることだ。
 彼女は、こうも記している。
 「読書は、常に探求と冒険と感動に満ちた航海であるべきです。読書の習慣は、人間にとって、孤独への防波堤であり、人生に開かれた窓であり、尽きることのない喜びです。読書は、知識と経験と美に対して開かれた扉でもあるのです」
 女子部をはじめ青年部の皆さんは、ぜひ良書に親しんでいただきたい。
 一、戸田先生が男女青年部に薦められた本を、いくつか紹介したい。
 まず『永遠の都』。昭和26年(1951年)の新春、先生の事業が最も大変な時、私に読むよう渡してくださった。
 男子部の「水滸会」、女子部の「華陽会」の教材として取り上げられたのは、『水滸伝』『三国志』『平家物語』。
 そして『モンテ・クリスト伯』『ロビンソン・クルーソー』『隊長プーリバ』『九十三年』『二都物語』『ポンペイ最後の日』。
 さらに『人形の家』『スカラムーシュ』『若草物語』『テス』等々。
 どれも、素晴らしい、大事な本である。
 これらを通して、正義とは、革命とは、友情とは、幸福とは何かを教えてくださった。
 大教育者であられた先生は、弟子たちに、深き人間学を授けてくださった。悪書など断じて読ませなかった。

 「卑しい奴らは感謝をもたぬ」 
 一、古代ギリシャの詩人に、テオグニスがいる。紀元前6世紀ごろの人物とされる。
 祖国の内部の争いのなか、彼は友人に裏切られ、国外に追放された。苦難の人生であった。
 その詩には、悪への激しい怒りがある。何より正義を重んじた。ソクラテスも、その詩を引いて対話したといわれる。
 テオグニスは叫んだ。
 「卑しい奴らは感謝の気持をつゆはどももたぬ」(久保正彰訳「エレゲイア詩集」、『世界人生論全集1』所収、筑摩書房
 大恩があるのに、感謝の心を持たない。それは畜生である。どんな立場にあろうが、そういう人間は叱り飛ばすのだ。

戸田先生 日本中の人に聖教新聞
「無冠の友」「新聞長」はじめ皆様ありがとう

ヒルテイ
 人生には信仰と行動がまさに二つとも必要だ

 詩人の誇り 
 一、詩の世界における最高峰の宝冠。
 それが「桂冠詩人」「世界桂冠詩人」「世界民衆詩人」の栄誉である。
 それらを拝受したことは、詩人として、これほど誇り高いことはない。
 また、世界の文学・学術団体から数々の称号をいただいた。
 民衆の大叙事詩を綴りゆく、創価の師弟の宝である(大拍手)。
 〈名誉会長は世界詩人会議名誉総裁、アメリカ・ソロー協会終身名誉会員、ブラジル文学アカデミー在外会員、アマゾン文学アカデミー在外会員、中国の北京魯迅博物館名誉顧問、上海魯迅記念館名誉顧問、冰心文学館名誉館長、インド国際詩人学会特別会員、ケニア作家協会名誉会員、パン・アフリカン作家協会名誉創設会員などに就任。またフランス共和国芸術・文学勲章、キルギス共和国アブドモムノフ賞、ケニア口承文学協会口承文学賞、フィリピン・リサール協会最高文学賞、中国作家協会・中華文学基金会「理解・友誼 国際文学賞」、ギリシャ国際作家・芸術家協会顕彰状、マレーシア全国作家協会連盟最高文化賞など各国から文学の最高栄誉を受賞。さらに世界の19大学から名誉文学博士号などを贈られている〉
 一、戸田先生は、聖教新聞に大いなる期待を寄せ、こう語られた。
 「地涌の菩薩を旗頭として、広宣流布の使命完遂のために聖教新聞は働くのである。
 じつに名誉ある新聞とほめたたえてさしつかえない。願わくは、一日も早く、日本中の人に、この新聞を読ませたいものである」
 先生の熱い思いを、そのまま伝えたい。私も先生と同じ気持ちである。
 この聖教を支えてくださっている、尊き「無冠の友」そして「新聞長」の皆さん!
 この一年も、本当にありがとう! 心から感謝申し上げたい(大拍手)。
 聖教ほど、素晴らしき使命の新聞はない。人間革命の哲学が光る、価値のある新聞である。

戸田先生 自分自身に生きよ! 希望はわが胸中に!

 信心で戦い勝て
 一、戸田先生は、力を込めて断言された。
 「希望も絶望も、他人からもたらされるものではない。境遇でもない。ただ自分からくるのだ。ゆえに自分自身に生ききれ!」
 何があろうと、負けてはいけない。だから、題目をあげるのだ。
 信心で戦い、勝って、一生を飾る。そうすれば、わが生命は三世永遠に輝きわたる。
 敗残者の生命は、哀れであり、わびしい。
 広宣流布に戦う人の功徳が、いかに大きいか。
 先生は言われた。
 「その人の日常は御本仏に感応して偉大な生命力を涌出して、いかなる困難にも打ち勝ち、その顔は生き生きとし、体は元気に満ちていく」
 これが広布へ戦う題目の功徳であり、皆さん方の実相である。必ずこうなっていくのだと先生は教えてくださった。

 恐るるな
  仏の力は
    偉大なり
  若き血潮に
   たぎらせて立て

 この恩師の和歌を、愛する青年部に贈りたい(大拍手)。

高杉晋作
「真の楽しみは苦しみの中にある」

 「将来のために 毎日奮闘だ」 
 一、戸田先生が、獄中で綴られた手紙がある。それを読むと、先生の偉大さに感嘆する。
 「精神を豊かにし、力強くし、暖かくし、明るくし、明らかにし、丈夫にし、愉快にし、将来ある様にと毎日奮闘だ」
 獄中に囚われても、じっと我慢し、心に太陽を昇らせる。これが先生の大境涯であられた。
 「われわれは和合僧なり! と心から叫ぶ団体が、創価学会である。
 当然、その団結を破る人間は、最も悪い。しかし、破られる方も悪い。
 確固不動の信心に立ち上がれ!」
 この先生の精神に立って、学会は進もう! 青年部、頼むよ!〈会場から「ハイ!」と力強い返事が〉

 皆に尽くし抜け 
 一、戸田先生の大事な指導を胸に刻みたい。
 「幹部は、みずからを、会員や部下の小使だと思え!」
 先生の遺言である。
 私も、こうして壇上にいるけれども、この心で人生を生きている。
 責任ある幹部になるはど肝に銘じるべきだ。
 戸田先生は、こうも言われた。
 「自分の世界を不満に思う者は偉くなれない。また、人の悪口を言い、自分の失敗を弁解する人間も偉くなれない」
 その通りだ。
 ともあれ、先生の指導は、すべて残してきた。夜中までかかって、記録してきた。わが人生の師であるからだ。

常に師と共に=「在在諸仏土常与師倶生」創価の師弟は三世に永遠
戸田先生 新しい勝利の火ぶたを切れ

 「私は不屈」 
 一、きょうは、吉田松陰の弟子・高杉晋作についても少し話しておきたい。
 戸田先生は、私のことを「大作」ではなく、「晋作」と呼ばれることがあった。先生は、身分の違いのない「奇兵隊」をつくった高杉晋作がお好きであり、晋作の話をし始めると、止まらなかった。
 晋作は、数え年の29歳で死んだ。幕末から明治へと、大きく時代を変える立役者の一人だったが、病に倒れた。
 私も体が弱く、医者から「30歳まで生きられない」と言われたこともあった。
 しかし、身を粉にして働きに働いた。学会の折伏・弘教の道を開き、戸田先生の事業を守り、世界広布の手を打った。そして今日の学会をつくったのである。
 戸田先生に、「私はいい弟子をもった」と喜んでいただけた。
 青年部の諸君も、そう言われるような、力ある「一人」になっていただきたい。
 今、これだけ大勢の陣列がそろったことがうれしい。世界一の人材群である。
 晋作は、獄中で「私胸中は日月照臨、百折不屈に候」と書いた(堀哲三郎編『高杉普作全集(上)』新人物往来社
 また彼は、「獄につながれてますます心奮い立つ」「私は知る 真の楽しみは苦中にあると」という意味の漢詩をつくってもいる(冨成博著『高杉晋作 詩と生涯』三一書房)。
 青年部もまた、こうした「人としての強さ」を持ってほしい。
 晋作は日本人の傾向性について、「ああ日本人因循苟且(=古い慣習にこだわり"間に合わせ"でごまかすこと)にして果断(=思い切って行動すること)に乏し、これ外国人の侮りを招く所以にして歎ずべく、また愧ずべし」と手厳しく批判している(前掲『全集(下)』。現代表記に改めた)。
 学会青年部は、まさにこの悪弊を打ち破る存在である。思う存分に戦っていただきたい。

 最高峰を目指せ 
 一、中国の周恩来総理は言い残している。
 「人間はたえず前進しなければならない。みんなで互いに励ましあい、ともに進歩しなければならない」(中共中央文献編集委員会編・中共中央ML著作編訳局訳『周恩来選集(1949年〜1975年)』外文出版社)。
 「革命のために戦った歴史は自分で壊さない限り、他人に消し去ることはできない」
 その通りだ。要は「自分が、どうなのか」である。よりよき自己を完成させるために、学会の組織があるのだ。
 また、先ほども触れたヒルティの言葉を、いくつか引いておきたい。
 「若い時代には、およそ鍛錬が望ましい」(前田護郎・杉山好訳「幸福論3」、『ヒルティ著作集第3巻』所収、白水社
 「清らかに保たれた青春は、いつもかわらぬ生の喜びの泉である」(斎藤栄治訳「幸福論2」、同第2巻所収)※「幸福論」2・3=ローマ数字
 若さこそ最高の財産である。若き日に大聖人の仏法と巡り合った人は幸福である。
 「人間のなすあらゆる偉大な精神的進歩というものはまず信仰にもとづくものだ」(同)という一言も、正しいと思う。
 信仰──人生をかけて信ずる何かを持たない人は、真に充実した人生を生きられないのではないだろうか。
 彼は若者に対して「ただちに最高のものを目ざして努力しなさい」(同)と述べている。
 また、「悪は究局において愚かであり、人間を愚かにする」とも綴った(草間平作・大和邦太郎訳『幸福論第3部』岩波文庫)。
 青年ならば、「最高峰」を目指すのだ。努力の人の心は、素直であり、謙虚だ。愚かしい“驕り”や“嫉妬”に毒されない。
 行動者だったヒルティは、「人生には、信仰と行為がまさに二つとも必要である」と言っている(前掲『著作集第3巻』)。
 「実践」と「信仰」。学会員の皆さんは、この二つを持っている。
 ゆえに尊い。三世永遠に尊貴な「民衆指導者」の皆様方なのである。
 その方々をバカにして、あごで使うような幹部は、絶対に許してはならない。
 さらにヒルティの知恵に学びたい。
 「心の喜ばしさは、つねに信仰のまことの証明である。心の喜ばしさがない場合には、信仰もまだ初歩である」(前掲『幸福論第3部』)
 「信仰は極めて雄々しいものであって、その雄々しさがほんものであるならば、世の人を感服させるし、またさせなければならない。そして子供っぽさや甘さに決して堕してはならない」(前掲『著作集第3巻』)
 これらは、私たちの世界にも当てはまる法則であろう。
 信心とは、「困難に立ち向かう心」「現実の中で戦う心」である。この心が生き生きと通うところに、喜びが生まれる。そして、自分自身の宿業を乗り越えた体験、喜びこそが、人に力強い共感を与えていく「因」となるのだ。

 法華経を「身読」 
 一、法華経の化城喩品に、「在在諸仏土 常与師倶生」という有名な一節がある。
 これは、「あらゆる仏の国土に、常に師とともに生まれる」──師と弟子が、常に一緒に生まれ、広布のために戦い抜くという意味である。
 戸田先生は、獄死された牧口先生の3回忌で言われた。
 「あなた(牧口先生)の慈悲の広大無辺は、わたくしを牢獄まで連れていってくださいました。
 そのおかげで、『在在諸仏土・常与師倶生』と、妙法蓮華経の一句を身をもって読み、その功徳で、地涌の菩薩の本事を知り、法華経の意味をかすかながらも身読することができました。
 なんたるしあわせでございましょうか」
 私も、この法華経の一節を胸に刻んでいる。師に仕え、師を守り、師の大願をすべて実現してきた。
 そして今も、「常に師と共に」の心で、戸田先生と不二で戦っている。
 法華経の極意は、師弟不二にある。正しき師弟の継承によって、正しき法が伝わり、弘まってきた。
 師弟の宿縁は、三世永遠である。永遠の師弟の共戦によってこそ、広宣流布の大道は永遠に続くのである。
 一、学会は2010年に創立80周年を迎える。仏法では、「八」とは「開く義」と説かれる。
 日蓮大聖人は、8歳で成仏した竜女の姿を通して、「八とは色心を妙法と開くなり」(御書745ページ)等と仰せになられた。
 戸田先生は、青年部に対して「八方に戦いの火ぶたを切れ!」「新しい勝利の道を開き、つくれ!」と師子吼された。
 広布拡大の好機は、あらゆるところにある。
 創立80周年を目指し、いいお正月を迎えて、来年もまた若々しく、自分自身の偉大な境涯を開くため、家族のために、子孫のために、そして学会のために勝っていこう!〈参加者から「ハイ!」と元気な声が〉
 同じ生きるなら、高い次元に立って、最高に価値ある目的のために、頑張っていきたい。
 1年間、ありがとう。海外から集われた皆さんに、心から感謝申し上げます。
 ここで皆でお題目を唱えたい。海外の方々の無事故の帰国と、ご多幸を祈念して。〈名誉会長を導師に全員で唱題する〉
 本当にご苦労さま。ありがとう。来年もよろしく! サンキュー・ソー・マッチ!(大拍手)
 (2007・12・6)