人間の詩 人間の曲

友よ 負けるな!
友よ 勝ちゆけ!


君の溢れる情熱は
多くの
若き人々の心を
燃え上がらせてゆく。
それは
功名心に
燃えているのではなく
あくまでも
永遠の光に包まれゆく
人生の正義と
価値の創造のためである。
実に大事である
一日一日を
我らは
戦い勝ってきた。
いま
私たちは幸福だ。
それは
人々のために戦うから
幸福だ。
人々のために苦しむから
幸福だ。
まるで
その心は
春という春の中を
飛び回っているようだ。
私には
生温い お世辞など
いらない。
実体もなき
中傷の議論など
問題ではない。
それらの卑しき攻撃は
永遠に
立ち上がることができず
崩壊のままに
なってかくだろう。
見渡す限り
どの道も
佗しく暗い。
どの庭も
疲れ果てて
幸福の花は咲かない。
皆が待っている
解放された
あの歌声は
遠い彼方に
消え去ってしまったのか。
嫉妬のための悪口
それが何だ!
嫉妬のための中傷
それが何だ!
彼らこそ
正義から追放された
暗闇の中を流離(さすら)いゆく
敗残者なのだ。
威張り腐った彼らは
果てしない人間の負債
すなわち
人間の敗北を
背負っているだけだ
我らは笑う。
我らは
笑う大砲を持ってる。
彼らは
その砲撃に打たれ
苦しむ肉体なのだ
嵐があっても
豪雨があっても
無数の非難があっても
無数の脅迫があっても
我ら賢者の夜明けは
健康の光に満ちている。
我らは
断じて負けない。
いつでも
大空に舞いゆき
いつでも
襲い来る突風を突き抜け
胸ふくらませながら
自由と勝利の旗を目指して
ありとあらゆる暗黒の壁を
打ち砕きゆくのだ。
輝く新世紀の
不滅の法則を持ち
我らは
一人残らず
勝ってみせる。
その我らに
黄金の星が輝いている。
百年の彼方を見つめながら
我らの眼は
そして
我らの精神は
平和と勝利の光明に
包まれる。
わが友は
私たちを思ってくれる。
私たちは
君の戦いを讃える。
そこには
果てしない友情の流れが
また
青年たちの心を揺さぶる
諸天の賞讃が
響きわたってくる。
我らは
広布の英雄として
戦うのだ。
いな
広布の英雄として
名を残さねばならない。
信教の自由だ。
それは
光の行動への権利だ。
あらゆる矛盾に
最後の判定を下し
真実と正義のためへの
人類の歩調を
合わせゆくのだ。
友よ
君の名を輝き残せ!
悪名だけは
永劫の夜闇の中に
沈ませてはならない。
朽ち果てんとする
この一生の最期を
一編の
勝利の曲にするのだ。
一巻の
人生の尊き物語を残すのだ。
永遠を
確実に体得しゆく
存在になるのだ。
そして
まばゆき勝利者として
輝きゆくのだ。
人生は
孤独であるかもしれない。
しかし
偉大な人生には
無数の生命が
不可思議なことに
高次元の社会と連動し
圧倒されるほど
息づいているのだ。
歴史の上で
多くの殉教者はいた。
それよりも
我らは
輝きの中の激しい
広宣流布
殉教者であるかもしれない。
人々を覆いゆく
暗き心に
美しい人生の夢を
与えゆくのだ。
人生の枯れゆく姿を
見つめながら
我らは
清々しく新しい
平和と幸福の花を
つけてあげたいのだ。
誰でも
悩みも苦しみもある。
多くの嘆きの声も
人生にはある。
心がやつれ果てて
独り侘しく
敗北の人もいる。
しかし
人生は
決意するのだ。
生き抜くのだ。
勝ち抜くのだ。
幸福になるのだ。
これが
生命を貫く
真実の法則だ。
おお
永久の師弟よ!
おお
永久の同志よ!
そして
おお
永久の信仰よ!
我らには
滅亡という二字は
永遠にない。
いかなる
苦悶の日があろうとも
深遠なる
探求の魂は不滅である。
そこには
衰亡などはない。
悲しみに狂うこともない。
涙に震える日々もない。
何ものにも
打ち倒されることもない。
この
わが魂の不動の信念が
勝利のための
唯一の宝の魂なのだ。
希望と苦悩をば
天の宝の如く
光らせながら
勝利と完成への
人間の王者を
創りゆく道なのだ。
人生は
競争である。
戦いである。
逃げたり
負けたら
強烈な苦悩があるだけだ。
暗い服を着て
敗北の夕暮れの
道を歩むな!
人生は
断じて
負けてはならない。
これが
無比なる解答だ。
君よ
立ち上がれ!
いかなる
職場であれ
いかなる
境遇であれ
強い魂を汚れなく
素敵な誉れ高き
労働者として戦え!
たとえ
灰まみれの顔になっても
絶対に倒れずに
断固として
勝ちゆくのだ!
作り話で人を欺く
絶望の人間たちには
断じて
負けるな!
彼らは
老いたる鮫の歯を持った
そして
腐った空気を吸っている
悪魔の輩であるからだ。
あの毒を呼吸する
空虚な中傷など
そして
幸福という意味を知らぬ
蒙昧の輩が喋る言葉など
決して
気にするな!
我らには
正義の戦闘的な力がある。
根強き
罪悪の人間とは
違うのだ。
権威の嘘つきなどとも
全く違うのだ。
嘘に包まれた
あのやっかみの
人間悪とも違うのだ。
「正しきもの」
それは
我らの行動だ。
ゆえに
我らは
勝たねばならない。
巨大なる善の根を
社会に張りながら
断じて
勝利の栄光の象徴として
厳然たる存在を
天下に示しゆくのだ。
我らの世界は
あの狡賢き
侘しさもない。
荒れ狂う
人間の狡さもない。
帝王と農夫の
差別もない。
巧みに欺きゆく
人間たちとは
永遠に
さようならだ!
我らには
平和と勝利の宮殿が
聳え立っている。
老人も
若人も
美しき乙女も
楽しき主婦も
夢を持ちながら
人と親しみながら
正しい祈りを持っている。
我らには
永久に崩れぬ
幸福が座している。
おお
我らの
広宣の息吹よ!
厳として
爽やかな魂よ!
新鮮なる
生き生きとした
生命力よ!
この使命の王座にいる
我らをば
誰人たりとも
破壊することは
できないのだ。
いよいよ
信仰を大きく!
いよいよ
使命は高く!
そして
いよいよ
勝利は確実に!
正義の使命の戦に
身を入れた人間は
愉快である。
すべてに勝ちゆく
力ある人間は
痛快である。
あらゆる嫉妬の攻撃を
恐れぬ人間は
晴ればれとしている。
我らは
断じて負けない。
日々 新しい
勝利の喜びを
勝ち取っていくことを
知っているからだ!
 二〇〇三年四月十三日
  全同志の尊き御健闘を
  心から讃えつつ。合掌