第32回本部幹部会・第2回青年部幹部会



◆◆◆対話と友情の大連帯! 正義の学会は勝った!! 
【全国に史上最高の金字塔が立った】
      ◆◆◆戦い抜いた民衆に栄光
      ◆◆「断じてやり遂げる」が学会精神

 一、偉大なる団結の大勝利、おめでとう! (大拍手)
 勝つことは楽しい。勝てば、皆が愉快だ。
 仏法は、勝つためにある。最後に勝つのが、我らの信心なのである。
 世法は評判。
 国法は賞罰。
 仏法は勝負である。
 勝つか負けるか。勝負を決するために仏法はある。勝つために信心がある。
 真実の仏法を実践する者は、必ずや、社会で勝ち、人生で勝ち、あらゆる仏
敵に勝ち抜くことができる。
 そして、見事に今世を勝ち飾れば、三世永遠に崩れぬ幸福境涯を、わが胸中
に築いていくことができる――これが釈尊、天台、そして、日蓮大聖人の厳然た
る御確信であられた。
 信心とは、幸福になるための戦いである。幸福になるために、断じて勝ち抜
きましょう! (大拍手)


ナチスと戦った詩人 ブレヒト
       ◆生きている限り「できっこない」というな! 


■尊き使命の人生に無量の功徳が
 一、学会員の皆さんは毎日、本当に忙しい。1年を何年分にも生きている。
 折伏をやり、聖教の拡大をやり、個人指導をやり、座談会をやり、唱題会を
やり、教学をやり、さらに毎日の勤行(笑い)。
 家庭のこと、地域友好の活動、職場での戦いも大変だ。
 しかし、大変だからこそ、無量無辺の功徳を得られる。金剛不壊の幸福を勝
ち取ることができるのである。これが仏の境涯である。
 ともあれ、正しい仏法を持ち、人のため、社会のため、平和のために戦って
いる団体は、創価学会しかない。それほどに尊く、偉大な人生を生きているの
が、皆さま方であると私は申し上げたい! (大拍手)

 一、20世紀に活躍したドイツの詩人・劇作家にブレヒトがいる。彼の革新
的な演劇は、世界的に注目された。
 第1次世界大戦。
 医学生だった彼は、在学中に召集され、陸軍病院で懸命に働く。その後、作
家活動を始める。
 ナチスの台頭期。
 彼は「反ナチス」を声高らかに叫んで戦う。
 ナチスに市民権を剥奪され、亡命。著作は禁書とされ、焼かれた。
 いつ捕えられるか。
 いつ殺されるか。
 1933年以降、亡命生活は15年にわたった。
 あの町からこの町へ。
 あの国からこの国へ。
 ヨーロッパ各国、アメリカなどを転々としながらも、わが信念を絶対に曲げ
なかった。ナチスを攻撃する詩や劇など傑作を書き綴ったのである。
 作品には、『三文オペラ』『ガリレイの生涯』など多数がある。今も多くの
人に愛読されている。


■悪の暴言を打ち返せ! 
 一、邪悪と戦い抜いた人間こそ、正義である。一番立派な人である。
 ブレヒトは綴った。
 「生きてる限り、〈できっこない〉とは言うな」(野村修訳)
 断じてあきらめない。命ある限り、徹底的に戦う。その人が勝利者である。
 さらに彼は叫ぶ。
 「うちのめされるままにまかせず、立ちあがれ! /途方にくれていず、た
たかうのだ! 」(同)
 悪の暴言に対しては、絶対に黙っていてはいけない。言われっぱなしではい
けない。その何倍も強く、鋭く、激しく、言い返し、打ち返していくのだ! ――
これが戦う詩人の魂であった。
 学会精神とも相通じる尊き正義の叫びである。
 彼は謳った。
 「団結してこそ勝利は至る」(同)
 私たちも、団結で勝ち進みたい! (大拍手)

 一、ある哲学者が先日、論じていた。
 「今、世の中は恥知らずの嫉妬深い時代に入っている。その中で、強く信念
をもって、すべてに勝ち、乗り越えていく創価の賢者たちは素晴らしい」と。
 また、ある著名な哲学者が書いていた。
 「どうして、あんなに賢明な人々が、低級な宗教を信じているのか。時代遅
れも甚だしい。世界宗教を求めるべきだ。
 何が本当の宗教か。どの宗教が世界宗教に値する宗教なのか。それを日本の
指導者は、本気で議論し、探究すべき時代ではないのか」と。
 その通りの時代になってきたと私も思う。


■現実で勝て! 
 一、指導者は、どこまでも現実から目をそらしてはならない。
 夢のような国を求める人がいる。
 しかし、それは、おとぎ話であって、夢の国には、冬もなければ、夏もない。
暑いのか、寒いのかも分からない。人間の幸福も、不幸も分からない。そうい
う方向へ導こうとするのは、大きな間違いである。
 いいかげんな観念主義からは、現実の価値は生まれない。頭の中だけ、口先
だけ、そういう生き方からは、「実像の幸福」は絶対に勝ち取れない。
 あくまで苦労しながら、努力しながら、奮闘しながら、一つ一つの問題を乗
り越え、勝ちゆく現実主義でリードしていくことだ。
 時代遅れにならないように、時代とともに、毎日毎日、自分らしく、心も軽
やかに、どんな困難も悠々と乗り越えて、前進していくことだ。
 このどこまでも現実に根ざした、前向きな生き方こそ、日蓮大聖人の信仰の
真髄なのである。


■民衆から学べ、民衆から離れるな
 一、古代ギリシャの作家プルタークは『英雄伝』に書いている(セーバイン
民族の有力者クラウサスについて)。
 「偉大なる者のつねとして、彼もまた、世上の嫉妬を免れえなかった」(鶴
見祐輔訳)
 嫉妬されるのは、偉大である証拠なのである。
 スイスの哲学者ヒルティの言葉も、深い人間学が光る。
 「すすんで民衆とまじわり、民衆からまなべ。まことの思想は、民衆のなか
にある」〈国松孝二・伊藤利男訳)
 そして、民衆から離れる者は、すぐに精神的に貧しくなると、彼は戒めてい
る。
 民衆こそ帝王である。民衆から学べ。民衆から離れるな――あらゆる指導者が
心すべき急所といえよう。
 アメリカの第16代大統領リンカーンは、青年に対して、こうアドバイス
ている。「はっきり胆に銘じておくことは、やりとげるんだという決意で、こ
れがなによりもいちばんたいせつなのだ」(坂西志保訳)
 リンカーンは、「断じて、やり遂げる! 」という決意を、がっちりと青年
の胸に植えつけておきたかったのであろう。百の理論よりも、そのほうが大事
なのだと。
 断じて、やり遂げる! ――これが学会精神である。仏法の魂である。
 青年部の諸君! これからも長い人生、この精神でよろしく頼みます! 
 〈「ハイ! 」と力強い返事が〉


創価の城に大勝利の旗! 
 一、晴れやかな大勝利――私たちは、学会創立の父・牧口先生、そして戸田先
生に、胸を張って、勝利を報告することができた(大拍手)。
 じつは、きょう11月13日は、昭和28年(1953年)に東京・信濃町
に学会本部が誕生した、記念の日である。〈西神田から信濃町へ移転〉
 ちょうど満50年の佳節を刻んだことになる(大拍手)。
 この50年、学会は、あらゆる大難を乗り越えて勝った。
 会館も今や、日本列島の要所、要所に約1200も完成している。さらに建
設中の会館もある。
 世界にも約800の会館がある。
 各地の「創価の城」に今、「大勝利の旗」が翻っている。全国に史上最高の
金字塔が立った。
 私たちは、きょうから次の50年を目指して、栄光の驀進を、仲良く、力強
く、晴れ晴れと開始してまいりたい(大拍手)。

 一、大事なのは、人生の総仕上げを立派に飾ることである。
 最後の数年間が、一番満足して、楽しくて、悔いがない。子どもも孫も皆、
栄え、学会も栄えて何の心配もない――そういう人生を勝ち取るために、今、苦
労することだ。宿命と戦うことだ。これが仏法の勝利の方程式である。
 一、きょうは、芸術部の皆さまも、本当によく来てくださった(大拍手)。
 芸術部の方がいると、ほっとする。よく知っているお顔も多い。皆、輝いて
いる。どうか自分らしく頑張っていただきたい。


■我らは「人間の王者」「生命の大王」
 一、ともあれ、これまでの一切の勝利は、すべて学会員一人ひとりの力であ
る。
 学会員は真剣である。まじめである。
 いざという時に、本当に勇敢に行動するのは、名もなき庶民である。
 大聖人は勇敢なる庶民の弟子の夫婦を、次のように讃えておられる。
 〈伊豆に流罪された大聖人を外護した、漁師の船守弥三郎夫妻に〉
 「あなた方ご夫妻は、教主釈尊が生まれ変わられて、日蓮を助けられたので
あろう」(御書1446ページ、通解)
 ここに、甚深の法門がある。
 仏法の鏡に照らせば、創価学会は仏の集まりなのである。

 一、仏典には、釈尊に砂の餅を供養した子どもが、その功徳で、のちにアソ
カ大王として生まれたと説かれている。
 有名な話である。
 仏法の功徳は、信心の心で決まる。これが厳粛なる生命の因果律なのである。
 広宣流布へ進む皆さまは、先祖も子孫も、皆さま方自身も、三世にわたって
幸福になる。すごい仏法なのである。
 アソカ大王は、政治とは「民衆から受けた恩」に対する「恩返し」であると
宣言した。これが彼の信念であった。
 そして、生命尊厳の慈悲の哲学に則って、平和と繁栄、人道と福祉の善政を
行ったことは、今も歴史に輝いている。
 大聖人は、アソカ大王となった子どもの話を、若き青年門下の南条時光に教
えられた。そして、次のような釈尊の言葉を記しておられる。
 「私(釈尊)を、無量の珍宝をもって、億劫という果てしなく長い間、供養
するよりも、末法法華経の行者を、たとえ一日でも供養する功徳のほうが、
百千万億倍も勝れている」(同1578ページ、通解)
 大聖人直結で広布へ戦う皆さま方の功徳は、計り知れない。
 皆さま方こそ「人間の王者」であり、「生命の大王」である。
 この輝く胸中のプライド(誇り)を絶対に忘れてはならない。

■無名の庶民にこそ栄誉の冠を
 一、かつて、マハトマ・ガンジーは、非暴力の歴史的な闘争(南アフリカ
のインド人差別法制の撤廃運動)に勝利して帰国した。
 皆から祝福され、感謝、喝采された時のことである。ガンジーは、万感の思
いを込めて語った。
 この栄誉にふさわしいのは、命を惜しまず、私とともに戦ってくれた民衆で
ある。
 いかなる苦難も、いかなる悪口も、ものともせず、そして何の見返りも求め
ることなく、偉大な信念と信仰で戦い通した民衆こそが、最大の賞讃に包まれ
るべきであると、宣言したのである。
〈1915年4月21日、マドラス(現チェンナイ)での歓迎集会で〉
 私も同じ心情である。
 無名の、しかし尊きわが同志に、私は大喝采を贈りたい(大拍手)。

 一、平和と人道の1000万の陣列を達成することは、牧口先生、戸田先生
の悲願であった。
 学会は今や、日本のあらゆる宗教、あらゆる団体をしのいで、世界的な平和
勢力となった。
 昭和31年、学会がはじめて参議院の選挙の支援に取り組んだとき、全国区
の得票は90万台。今回の得票は、いまだかってない873万票である。〈学
会が支持決定した公明党の、比例区での得票数〉
 本当に素晴らしい。社会も驚きをもって見つめている。
 この数に、これからの時代を担う未来部、すなわち未成年の若き後継者たち
を合わせれば、優に1000万人を超える。
 したがって、一次元から言えば、「1000万」の目標は、実質的に達成さ
れているともいえる。その上で、悠々と平和と人道の大連帯を広げていけばよ
いのである。堂々と胸を張り、愉快に、楽しく前進していっていただきたい(大
拍手)。

 一、きょうは、牧口家、戸田家をはじめ、ゆかりの方々が出席してくださっ
た。広宣流布の同志である僧侶の方々も、ありがとうございます。
 また、イタリア婦人部の皆さま、アメリカの皆さま、韓国の皆さま、タイの
皆さま、ようこそ! 
 寒くなったので、風邪をひかれませんように。私も妻も一生懸命に祈ってい
ます。
 ここで、現在の、海外のわが同志の陣容をご報告させていただきたい。
 北米は35万人。中南米は24万人。
 アジア・オセアニアは86万人。
 欧州は4万人。
 中近東・アフリカは1万人。
 合わせて150万人になる。
 日本を含め、186カ国・地域で、1000万人をはるかに超える「世界市
民の大陣列」となった。
 いまや世界中、どこに行っても創価の同志がいる。いつの日か皆さまも、世
界の友のもとへ行っていただきたい。


■次の大勝利へ地盤を固めよ
 一、インドのネルー初代首相は、油断を排して、こう語った(独立前日の制
憲会議で)。
 「われわれがきょう祝う業績は、われわれを待ち受けるより大きな勝利と業
績をめざしての第一歩であり、好機の端緒にすぎない」(黒田和雄訳)
 勝った時にこそ、勝利の地盤を盤石に固めて、次の大勝利の因にしていく。
これが歴史の教訓であると、首相は言いたかったのである。
 われわれもまた、この言葉のごとく、勝って驕らず、未来に向かって進んで
まいりたい。

◆◆滑稽な「破門通告」から12年 日顕宗は衰亡
◆◆◆学会は全世界に大興隆
◆◆186ヵ国に拡大 五大州から顕彰


■破和合僧の悪行
 一、さて、この11月で、悩乱した日顕宗が滑稽千万な「破門通告書」(2
8日付)を送りつけてきて、12年になる。
 極悪の邪宗門は、供養を取るだけ取って、財産を貯めるだけ貯めて、その揚
げ句に、計り知れない大恩のある学会を裏切った。学会員の真心を無残に踏み
にじった。
 そして、ただ一方的に、増上慢も甚だしい「破門」の通告を送りつけてきた。
 そこに至るまで、ただの一ぺんも対話しようとしなかった。
 これほどの重大な問題である。秋谷会長が礼を尽くして話し合いを求めると、
耳を疑う時代錯誤の返答が戻ってきた。なんと「『お目通り』の儀は適わない
身」と言い放ったのである。
 その裏には、「学会員のうち20万が山につけばよい」という秘密のもくろ
みがあった。そのために非道にも、学会潰しを謀ったのである。卑劣極まる破
和合僧の陰謀であった。
 これは、釈尊の教団を破壊しようとした提婆達多の悪行に大変よく似ている。
提婆達多も教団の分断を謀った。そして自分についた人間を地獄へと引きずり
込んでいった。
 あの良観も、蓮祖大聖人への嫉妬に狂い、権力と結託して讒言と謀略の限り
を尽くした。魔性の正体を現し、「三類の強敵」となった。


■「現証」は厳然
 一、「悪口罵詈」されることは、正義の誉れである。
 「難が襲ってくることをもって安楽と心得ていくべきである」(御書750
ページ、通解)と大聖人は激励してくださっている。
 学会は、釈尊以来の仏法正統の流れを受け、大聖人に直結している。だから
こそ、現代の提婆達多とも、良観とも、勇猛に戦いきって勝ったのである(大
拍手)。
 大聖人は、良観との大闘争において、「現証をもって決着を付けよう」(同
349ページ、通解)と、堂々と勝負を挑まれ、勝利された。
 学会も「師子王の心」で断固と戦い、断固と勝った。これからも、勝利また
勝利の歴史を飾ってまいりたい(大拍手)。

 一、仏法の勝負は厳然である。
 学会をいじめ抜いた日顕は、最高裁判所で2度も断罪され、学会の正義は満
天下に示された。厳粛なる事実として歴史に刻印された。日顕は宗史に大汚点
を残した。
 日顕宗は、信徒の数も、破門前から大幅に激減し、今はわずか2%しか残っ
ていない。完全に没落である。


■正しい信心が最後に勝つ! 
 一、戸田先生は、よく言われた。
 「正義の学会をいじめた、その人間の末路を見てみろ! 例外なく、必ず敗
北している。みじめに滅亡している。
 最終章の人生が大事だ。かりに『10』のうち、『9』まで負けたとしても、
最後の『1』だけは絶対に勝て! これが本当の勝利者なのである。最後に勝
てるのが、また勝つのが、正しい信心の姿なのである」
 愚かな「破門」通告の当時、SGI(創価学会インタナショナル)の連帯は
115カ国・地域であった。それが、日顕宗の鎖が断ち切られてから、一気に
186カ国・地域へと大発展した。
 本当に不思議なる事実である。要するに、学会は、「破門」されたのではな
い。見事に「独立」を勝ち取り、本当の「世界宗教」になったのである。御本
仏・日蓮大聖人が、そう導いてくださったのである。


創価の正義を世界が支持
 一、振り返れば、12年前、「破門通告書」が学会本部に届いたまさにその
日(11月29日)、ここ創価国際友好会館で、忘れ得ぬ荘厳な儀式が行われ
た。
 アフリカの全駐日大使、26カ国からなる「アフリカ外交団」の総意として、
私に「教育・文化・人道貢献賞」を授与してくださったのである。
 学会は難にあえばあうほど、梵天・帝釈の働きで、世界から守られる。正義
が学会にあることの厳たる証拠である。
 このほど、ブラジルの下院議会(日本の衆議院に当たる)でも、学会の創立
記念日を祝う「慶祝議会」が盛大に行われる運びとなっている。
 私が皆さま方を代表して、世界の大学・学術機関から拝受してきた名誉博士
名誉教授等の栄誉も、「破門通告」の当時は、12であった。
 それが12年後の今、まもなく150を数えようとしている。その学府は五
大州に及ぶ。これもまた、創価の正義を、世界の知性がこぞって支持している
証左といえよう(大拍手)。

 一、私がハーバード大学で2度目の講演をした際、素晴らしい講評を寄せて
くださったのが、宗教学の世界的権威であるハービー・コックス教授であった。
 〈名誉会長は1993年9月24日、ハーバード大学で、「21世紀文明と
大乗仏教」と題し、91年に続き、同大学での2度目の講演を行った〉
 コックス教授は、かねてから「開かれた宗教は友情を好み、対話を好む」と
主張されている。
 そして私たち創価の運動が、「固定化した儀式」の宗教を「普遍的な友情を
結ぶ」宗教へと、大きく転換していることは、高く評価されるべきだと語って
くださっている。
 「友情の拡大」は「平和の拡大」を生む。
 「対話の拡大」は「未来の拡大」につながる。
 「仏縁の拡大」は「幸福の拡大」を開くのである。
 同じくハーバード大学で教鞭を執り、アメリカを代表する仏教学の権威であ
るクリストファー・クイーン博士も、著書の中で、創価の社会貢献、世界貢献
を広く紹介しておられる
 また、博士は、創価学会の存在を、「社会悪と戦う健全な宗教団体」と評さ
れている。
 私たちが進めている創価の運動について、こう語っている。
 「日蓮の思想と行動を正しく受け継ぎ、真実は勇気をもって言い切らねばな
らない。あるいは、世間の誤った認識や不正は正さねばならない、との強い確
信に基づいた実践は、大いに共感すべきものがあります」と。
 また、「『良き社会の建設のために戦うとの生き方を堅持し、社会に価値を
創造する』――こうした生き方こそ、本来の仏教の精神に根差したものでありま
す」とも述べておられる。
 「世界」の良識は、「正視眼」で、学会に注目し、讃嘆し、支持している。
世界の平和の建設に、なくてはならない勢力として、信頼してくださっている。
 大勝利の11・18「創価学会創立記念日」には、各国の識者の方々から、
多くの祝福のメッセージが寄せられている。
 世界が味方である。今こそ、千載一遇のチャンスなのである。

 一、最後に、世界の知性の言葉を贈りたい。
 フランスの哲学者アランは、『幸福論』に綴った。
 「困難を、さらなる困難をも乗り越えること、これがおそらく幸福に至る正
道である」(神谷幹夫訳)
 さらにドイツの哲学者ショーペンハウエルは、「怒りを欠く者は知性を欠く。
知性は必ずある種の『鋭さ』を生む」(斎藤忍随訳)と喝破した。
 悪への怒りは、いっそう深い知性を生む。逆に、悪に対して怒らない者、怒
れない者は、いくら知性があっても、愚者なのである。
 どうか同志の皆さま方によろしくお伝えください。
 本当にご苦労さま! ありがとう! 
 皆さん、お元気で! (大拍手)

(2003・11・13)