大阪大会50周年記念 師弟常勝の碑・碑文



師弟こそ 仏法の真髄にして 最極の魂の結合なり

常勝こそ 正義の栄冠にして 大関西の真の天命なり

鳴呼 永遠に忘れじ 「大阪大会」

あの日 中之島の公会堂に集いし 二万の同志に

我は 宣言す 「正義は必ず勝つ!」

不屈の友は誓えり 「戦いは負けたらあかん!」

我が心と関西の友の心一つなり

人権闘争の旗を掲げて 五十年

友は胸中深く 常勝不敗の魂を燃やし

この地に厳然と 永遠に駒れぬ師弟の大域を 築き上げたり

我 恩師・戸田城聖先生に進言す

「庶民の都・大阪に 広宣流布の一大拠点を!」

恩師は瞬時に「君の手で築きゆけ!」と

この師弟の堅き誓いから 我らの関西広布は始まる

昭和三十一年 恩師の誕生日に 我一首を捧げたり

「関西に 今築きゆく 錦州域 永遠に崩すな 魔軍抑えて」

恩師より 即座に返歌を賜る

「我が弟子が 折伏行で 築きたる 錦州城を 仰ぐうれしさ」

師弟誓願の錦州城建設に 久遠の友は続けり

我ら 恩師の許で 民衆の救済に命を捧げなむ

勇気と誠実で善の連帯を広げなむ

ここかしこに 希望の座談会の提灯は点り関西の跳躍めざまし

かくして 未聞なる不滅の弘教

一万一千百十一世帯の金字塔は立ちたり

そしてまた「"まさか"が実相この見出しは躍り

日本中が驚嘆せし 立正安国の大勝利は成る

我らは この師弟歓喜の大闘争をもって

万代不変の 光輝満つ「常勝の原点」を刻印せり

翌昭和三十二年 事実無根の冤罪により 我 入獄す

奇しくも 恩師の出獄と同じ「七月三日」なり

「報恩抄」には「小失なくとも 大難に度度値う人をこそ

減後の法華経の行者とは しり候はめ」と

我らの行進を恐れ 邪悪な謀略を仕掛けし

卑劣なる権力に 我は敢然と挑みたり

恩師を護らん 学会を護らんと

難を一身に受けての 獄中闘争の日々

共に同苦する関西同志に 臆病者一人もなし 皆真正の師子なり

「無実の室長を 今すぐ釈放せよ!」 正義の憤怒 沸騰せり

出獄の日 七月の十七日夕刻

諸天も怒る 雷鳴豪雨の「大阪大会」

場外にあふれし一万数千の友 身じろぎもせず

スピーカーの音声に感極まり 目頭をぬぐう

生命に刻みし 醜き権力ヘの怒りは「不敗の原点」へと昇華せり

鳴呼 師弟の力を胸中深く知りたる 我が関西の友よ

あの異体同心の大闘争を幾たびも再現し

輝かしき常勝の歴史を綴りつつ 世界の同志を牽引せり

不二なる師弟の誉れを胸に

吹き荒れし障魔の嵐を 威風も堂々と打ち砕けり

半世紀に及ぶ 最愛の関西同志の大激闘を讃え

我が魂を留め置きし大関西の殿堂・関西池田記念会館に

「大阪大会五十周年記念 師弟常勝之碑」を建立す

常勝不敗の関西魂 万代に不滅なれと念願し この碑を刻む

  二〇〇七年七月一七日        池田 大作