鬼押出の思い出

小学5年生の時に家族で軽井沢に行ったことがある。
こう書くとただの家族サービスに聞こえるかもしれないが、父の後継育成の思いがあったようだ。

軽井沢駅周辺で買物を済ませたあと、鬼押出へ向かう。

小説・人間革命で紹介されているが、鬼押出をのぞみ、戸田先生と池田先生が語り合った場面があったんだよ、と父は幼い私に教えてくれた。

当時、少年部で幼いなりに頑張っていた私への父からの檄であったのだろう。

仕事の関係で、朝6時前には家を出て夜10時過ぎにならないと帰ってこない日が多く、小さい頃はあまり遊んでもらった記憶が少ないのが残念でならない。

口下手でいつも言葉足らずな印象が強かったが、今になってみると、考える材料を残してくれたと思いたい。