▼「あの座談会を体験したら、学会の真の偉大さが骨身に刻まれる」――昭和43年(1968年)10月19日、東京・北区の座談会に参加した友が語った言葉だ。池田会長(当時)が突然の出席。家庭の悩み、子どもの病などを赤裸々に語る同志に“断じて負けないでください”と渾身の励ましを送ったのだ

▼いずこの座談会も、たくましく生き抜く庶民の声がにぎやかだ。会社での業績を上げようと奮闘する壮年。仏法対話が実った婦人。資格試験に挑戦する青年の決意。見た目だけではわからない、苦闘や努力が伝わってくる。それは真実だけに力強い。「そうだったのか」「私も頑張ろう」と、周囲に決意の波動が広がる

▼日常、接するなかで見えるのは、その人の一部分。それをすべてだと思いこみ、「あの人は恵まれている」と、人を羨んでも何もならない。隠れた苦闘や努力に目を向け、そこに学び、得られるもののほうが大きい

▼「人間は、人間の海のなかで、励まし合い、触発し合うことによって、真の人間たりえるのだ。学会の座談会は、まさに、人間の勇気と希望と歓喜と、そして、向上の意欲を引き出す“人間触発”の海である」と名誉会長。座談会から勢いよく、広布第2幕を前進したい。(高)

【名字の言 2007-10-21】

明日は地区総会。