第34回 声は力! 会って励ませ!

 あの町でもこの地でも、多宝会、宝寿会(東京)、錦宝会(関西)の皆さんが意気軒高である。本当にうれしい。
 今、栄光の創立記念日へ、日一日と、秋が深まる。紅葉前線が列島を染めていく。
 赤や黄の美しい木々のように、そして、荘厳な夕日が大空に輝きを放つように、人生の最終章を、晴れ晴れと飾っていくための仏法である。
 わが敬愛する友人に、核兵器の廃絶を訴えたロートブラッド博士、アメリ公民権運動の母、ローザーパークスさんがいる。お二人とも、90歳を超えてなお、平和と人権への歩みを止めなかった。
 恩師・戸田先生もまた、最後の一瞬まで、広布に戦われた。弟子たる我らが戦い抜くのは、当然ではないか。
 私も多宝会の一員である。
 ともどもに、大いなる理想に向かって、新しい総仕上げの人生を見事に飾りたい。
    *  *  *
 使命を忘れない人は強い。
 人生は断じて引いてはならい。くじけてはならない。
 一日一日が戦いだ。
 一年一年が勝負だ。
 最後まで「負けない」ことが「勝利」である。
 戸田先生と共に拝した「如説修行抄」に「いかに強敵重なるとも・ゆめゆめ退する心なかれ恐るる心なかれ」(御書504ページ)と仰せである。
 この決心なくして、信心のリーダーとはいえない。
 いかなる権力に迫害されても、ゆめゆめ退転するな、恐れるな、との恩師の厳しき声が、今も、わが胸に響く。
 命ある限り、題目をあげてあげ抜いて前進するのだ。
 永遠に、勝利の人生のために、健康で、朗らかに、生き抜こう! 勇気をもって!