第32回 師匠と一緒に! 同志と一緒に! 

 創価の新しい人材群が元気だ。私はうれしい。皆、張り切って、自身の幸福と勝利の花を咲かせてもらいたい。
 人生は長い。晴れの日もあれば、嵐の日もあるかもしれない。しかし、戸田先生は、こう教えてくださった。
 「信心さえあれば、ことごとく功徳なのだよ」と。
 どんなに苦しいことがあっても、信心があれば、最後は全部、功徳に変わる。
 たとえ両親や夫が、また、妻が、なかなか信心をしなくとも、子どもが信心に立ち上がらなくとも、決して焦る必要はない。大事なのは、自分が信心を貫くことだ。太陽が昇れば、全てを照らしていける。自分が一家、一族の太陽になればいいのである。
 広宣流布の戦いは、困難であればあるほど、舞を舞うごとく、喜び勇んで進むのだ。
 民衆のために──この一点を忘れてはならない。人に尽くす人こそが真実の王者だ。
 そして、いつも師匠と一緒、いつも同志と一緒──この心があれば、何があろうと断じて負けるわけがない。
    *  *  *
 どうしたら、皆が伸び伸びと前進し、健康で、絶対無事故で勝利していけるか──ここにリーダーの責務がある。
 私は祈り抜き、考え抜いて、一つ一つ完璧に手を打ってきた。だからこそ今日の学会がある。要領や人任せではいけない。なすべき基本をおろそかにしてはならない。
 御義口伝には仰せである。
 「一念に億劫の辛労を尽せば本来無作の三身念念に起るなり所謂南無妙法蓮華経は精進行なり」(御書790ページ)
 必死の祈りに、智慧と勇気が湧く。リーダーの真剣な一念に同志は奮い立つのだ。