第35回 勢いで勝て! スピードで勝て!

 いよいよ「青年学会 勝利の年」へ出発である。
 毎日、日本の各地から、世界から、さまざまな連絡を受けるが、皆、元気だ。勢いがある。
 全てが自分のため、広宣流布のための大事な戦いだ。
 仏法に無駄はない。
 動いた分だけ、語った分だけ、仏縁が広がる。生々《しょうじょう》世々、大功徳に包まれる。
 これを晴れ晴れと確信していただきたい。
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 激しい競争社会の中で苦労している人を、真心込めて激励していく。そこにも仏法の真価が光る。「信心即生活」である。この励ましを懸命に続けてきたから、学会は大きく発展してきた。
 人の苦労が分かる指導者になるのだ。
 どんなに小さいことであっても、しっかり反応していかねばならない。
 打てば響く反応が大事だ。反応のスピードで、学会は躍進してきた。
 恩師・戸田先生は、いざという時に、惰性の心で出遅れた者がいたら、「『遅参 其の意を得ず』だ!」と、それはそれは厳しかった。
 全て早く。先手を打つ。これが一流の人間である。
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 広宣流布は拡大戦だ。希望を拡大し、友情を拡大し、幸福を拡大していくのだ。
 日蓮大聖人は、打ち続く三災七難を深く憂え、「結句は勝負を決せざらん外は 此の災難 止み難かるべし」(御書998ページ)と仰せである。
 我らは敢然と、正義の師子吼を放つ。平和な幸福な、本当の人間主義の世界を創り出すのだ。