第38回「創立の精神」とは「師弟の精神」
いよいよ、創立の月だ。
学会の「創立の精神」とは「師弟の精神」である。
牧口先生、戸田先生の不惜身命の大闘争の中に、永遠の学会精神が輝いている。
この精神を忘れれば、大切な和合のスクラムが、魔に分断されてしまう。
どこまでも、師弟不二の大道を歩み抜くのだ。
いかなる時も、私の心の中には、戸田先生がおられる。
壁にぶつかれば、「まだまだだ!」との厳しき叱咤が、雷鳴のごとく轟く。
渾身の力で勝ち抜いた時には、「よくやった!」と破顔一笑される先生がいる。
師弟とは、人間の究極の道である。わが胸に、正義と勇気の炎が燃えていなければ、貫くことはできない。
* * *
戸田先生は喝破された。
「自分の足元を固めた人が勝者となる。
自らの地域を盤石に築いた者が勝利者となる。
これが鉄則である。生き抜く人生の鉄則である」
新しい時代を開く、わが地域の戦いだ。勝利の勢いは、リーダーで決まる。
師弟の魂が燃え上がるところ、それが広布の本陣だ。リーダーは、尊き使命を果たし抜くことである。
リーダーは強くなければいけない。弱くてはいけない。
リーダーは責任がある。その姿を見て、皆、「戦おう!」と奮起する。停滞や油断など絶対にあってはならない。
御聖訓には「強敵《ごうてき》を伏して始て力士をしる」(御書957ページ)と仰せである。
あえて試練を求め、試練に打ち勝ってこそ、常勝不敗の人材の大城は築かれるのだ。