教学2級試験

昨年の聖教新聞に今年度の活動大綱が載っていたが、今年は教学2級試験があるとか。
情勢が情勢だからやるかどうかわからないが、一応掲載する。

立正安国論」から問いに答えなさい。<1> 立正安国論に関して次の問いに答えなさい。<1-イ> 日蓮大聖人が立正安国論を執筆される直接の動機になった出来事は何ですか。次の中から一つ選びなさい。☆1

?承久の乱 ?文永の大彗星 ?弘安の役 ?正嘉の大地震<1-ロ> 大聖人が立正安国論を提出された年月日を書きなさい。(☆2年☆3月☆4日)<1-ハ> 立正安国論は「主人」と「客」の十問九答で成っています。「主人」と「客」は誰を想定されていますか。それぞれの人物の名を書きなさい。 主人=(☆5) 客=(☆6)<2> 災難の由来を示された次の御文の【 】にに正しいことばを書き入れなさい。

「倩ら微管を傾け聊か経文を披きたるに世皆【☆7】に背き人悉く【☆8】に帰す、故に【☆9】は国を捨てて相去り聖人は辞して還りたまわず、是れを以て魔来り災起り難起る言わずんばある可からず恐れずんばある可からず」<3> 悪僧の本質を示すために引かれた涅槃経の経文の( )に入る言葉を、後ろの語群から選び、番号を書き入れなさい。

「悪象等に於ては心に(☆10)悪知識に於ては(☆11)・悪象の為に殺されては(☆12)悪友の為に殺されては(☆13)」<語群> 1(必ず三趣に至る) 2(三趣に至らず) 3(怖畏の心を生ぜよ) 4(恐怖すること無かれ)<4> 立正安国論では法然の邪義を破折しています。これについて、次の問いに答えなさい。<4-イ> 法然が「選択集」において正法を誹謗した邪義を、大聖人は漢字4文字に要約されています。その4文字を書きなさい。 ( ☆14 )<4-ロ> この邪義について大聖人は浄土三部経法華経から経文を引いて次のように破折されています。これについて問いに答えなさい。

「近くは所依の浄土の三部経の唯除五逆【 A 】の誓文に背き、遠くは一代五時の肝心たる法華経の第二の『若し人信ぜずして此の経を毀謗せば乃至其の人命終つて【 B 】に入らん』の誡文に迷う者なり」<4-ロ-1> 浄土の三部経の【A】には、仏法上の最も重い罪が示されています。法然の邪義がこの重罪に当たるとのご指摘です。その重罪と何ですか。( ☆15 )<4-ロ-2> 法華経の経文には、右の重罪によって得る報いが示されています。【B】に入る言葉を書きなさい。( ☆16 )<5> 次の御文は、大聖人が立正安国論を認めて国主を諫暁された心情を述べられています。2つの( )の中からそれぞれ正しい言葉を選び、その番号を〇で囲みなさい。

「予少量為りと雖も忝くも(☆17 1.世間の法 2.小乗 3.大乗)を学す蒼蝿驥尾に附して万里を渡り碧蘿松頭に懸りて千尋を延ぶ、弟子一仏の子と生れて(☆18 1.諸経の王 2.師子王 3.国王)に事う、何ぞ仏法の衰微を見て心情の哀惜を起さざらんや」


■■解答例■■

☆1?正嘉の大地震 ☆2 ☆3 ☆4文応元年(1260年)7月16日 ☆5主人=日蓮大聖人 ☆6客=北条時頼 ☆7正 ☆8悪 ☆9善神 ☆104恐怖すること無かれ ☆11怖畏の心を生ぜよ ☆122三趣に至らず ☆131必ず三趣に至る ☆14捨閉閣抛 ☆15誹謗正法 ☆16阿鼻獄 ☆173大乗 ☆181諸経の王

■[教学] 2006年青年部教学試験2級(昼の部)出題と解答 <問二> (聖教2006/10/1) 22:35

立正安国論」から問いに答えなさい。<1> 立正安国論では「若し謗法の輩を断じ若し仏禁の違を絶せんには彼の経文の如く斬罪に行う可きか、若し然らば殺害相加つて罪業何んが為んや」との問いに対して、釈尊以後における、謗法を断つ在り方を示されています。その内容を簡潔に示しなさい。☆19<2> 立正安国論では、謗法を断たなければ、当時まだ起きていない災難が起こると為政者に警告されています。次のイ、ロの御文の( )に入る言葉を後ろの(語群)から選び、その番号を( )に書き入れなさい。また【 】に、災難の名を書き入れなさい。<2-イ> 「若し先ず国土を安んじて現当を祈らんと欲せば速に情慮を回らしいそいで(☆20)を加えよ、所以は何ん、薬師経の七難の内五難忽ちに起り二難猶残れり、所以【 ☆21 】の難・【 ☆22 】の難なり、大集経の三災の内二災早く顕れ一災未だ起らず所以【 ☆23 】の災なり」<2-ロ> 「汝須く(☆24)の安堵を思わば先ず(☆25)の静謐を祈らん者か」<語群> 1信心 2対治 3祈り 4四表 5一身 6豊年<3> 立正安国の法理を示された次の御文の【 】に正しい言葉を書き入れなさい。

汝早く【 ☆26 】の寸心を改めて速に実乗の【 ☆27 】に帰せよ、然れば則ち三界は皆【 ☆28 】なり」<4> 立正安国論の最後で客が今後の決意を示して「速に対治を回して早く泰平を致し先ず生前を安んじて更に没後を扶けん、唯我が信ずるのみに非ず又( A )のみ」と述べています。(A)に入る内容を書きなさい。
 ( ☆29         )


■■解答例■■

☆19施を止む(布施をとどめる) ☆202対治 ☆21他国侵逼難 ☆22自界叛逆難 ☆23兵革 ☆245一身 ☆254四表 ☆26信仰 ☆27一善 ☆28仏国 ☆29他の誤りをも誡めん

■[教学] 2006年青年部教学試験2級(昼の部)出題と解答 <問三> (聖教2006/10/1) 03:09

「一生成仏抄」から問いに答えなさい。<1> 次のイ、ロの御文の【 】に正しい言葉を書き入れなさい。また、それぞれの(問い)に答えなさい。

1-イ 「夫れ無始の生死を留めて此の度決定して無上菩提を証せんと思はばすべからく衆生本有の妙理を観ずべし、衆生本有の妙理とは・【 ☆30 】是なり故に( A )たてまつれば衆生本有の妙理を観ずるにてあるなり」
(問い)(A)には、「衆生本有の妙理」を観ずるための実践が明かされています。その内容を書きなさい。☆31

1-ロ 「若し己心の外に法ありと思はば全く妙法にあらず(B)なり、(B)は今経にあらず今経にあらざれば方便なり権門なり、方便権門の教えならば(C)の直道にあらず(C)の直道にあらざれば多生曠劫の修行を経て成仏すべきにあらざる故に【 ☆32 】叶いがたし
(問い)(B、C)に入る正しい言葉を下の( )に書き入れなさい。B( ☆33 ) C( ☆34 )<2> 本抄では「心外に道を求めて万行万善を修する」ことを戒められています。これに関して次の問いに答えなさい。

2-イ 「心外に道を求める」在り方の誤りを本抄では「貧窮の人」の譬えで示されています。その譬えの内容を述べなさい。☆35

2-ロ 次の御文の( )に入る言葉を後ろの<語群>から選び、その番号を書き入れなさい。

「然れば天台の釈の中には若し心を観ぜざれば重罪滅せずとて若し心を観ぜざれば無量の苦行となると判ぜり、故にかくの如きの人をば(☆36)を学して(☆37)となると恥しめられたり」<語群> 1外道 2二乗 3菩薩 4仏法<3> 次の御文の【 】に正しい言葉を書き入れなさい。また( )に入る言葉を後ろの<語群>から選び( )に番号を書き入れなさい。

衆生と云うも仏と云うも亦此くの如し【☆38】時は衆生と名け【☆39】時をば仏と名けたり、譬えば闇鏡も磨きぬれば玉と見ゆるが如し、只今も(☆40)の迷心は磨かざる鏡なり是を磨かば必ず(☆41)の明鏡と成るべし、深く【☆42】を発して日夜朝暮に懈らず磨くべし」<語群> 1一念信解 2一念無明 3法性真如 4随縁真如


■■解答例■■

☆30妙法蓮華経 ☆31妙法蓮華経と唱える ☆32一生成仏 ☆33そ法 ☆34成仏 ☆35日夜に隣の財を数えても半銭の得にもならない、の趣旨 ☆364 ☆371 ☆38迷う ☆39悟る ☆402一念無明 ☆413法性真如 ☆42信心

■[教学] 2006年青年部教学試験2級(昼の部)出題と解答 <問四> (聖教2006/10/1) 04:18

佐渡御書」から問いに答えなさい。<1> 次のイ、ロの御文の【 】に正しい言葉を書き入れなさい。

1-イ 「人も又是くの如し【 ☆43 】の浅き事には身命を失へども大事の【☆44】なんどには捨る事難し故に仏になる人もなかるべし」

1-ロ 「悪王の正法を破るに邪法の僧等が方人をなして【☆45】を失はん時は【☆46】の如くなるべし例せば【☆47】が如し、これおごれるにはあらず【☆48】を惜む心の強盛なるべし」<2> 佐渡御書では、「宝治の合戦すでに二十六年今年二月十一日十七日又合戦あり」と述べられています。「二月十一日十七日」に起こった合戦は何と呼ばれていますか。( ☆49 )<3> 佐渡御書では、「此御一門の父母」たる大聖人を迫害して主従共に喜んでいるのは、一門を亡ぼす大鬼がこの国に入っている姿であるとして法華経の文を挙げられています。その法華経の文を書きなさい。( ☆50 )


4 大聖人は、当時の念仏や禅宗の僧の本質を、般泥おん経の「皆是今日の諸の異道の輩なり」との文に照らして、「是仏の在世の【 ☆51 】が弟子なり」と示されています。【 】に適切な言葉を入れなさい。<5> 次の御文に関して後ろの問いに答えなさい。

「高山に登る者は必ず下り [イ] 是は常の因果の定まれる法なり、日蓮は此因果にはあらず [ロ] 故に此八種の大難に値るなり、此八種は尽未来際が間一づつこそ現ずべかりしを日蓮つよく [ハ] によて一時に聚り起せるなり」

5-イ [イ]には「常の因果」の事例が述べられています。その一つを書きなさい。( ☆52 )

5-ロ [ロ]には、日蓮大聖人が「八種の大難」を受けられた根本的な因が示されています。その趣旨を述べなさい。( ☆53 )<5-ハ> [ハ]の個所の御文の趣旨を述べなさい。( ☆54 )<6> 佐渡御書の末尾では、「日蓮御房は師匠にておはせども余にこはし我等はやはらかに法華経を弘むべし」等と批判する弟子の愚かさを、譬えをもって示されています。その譬えの一つを述べなさい。( ☆55 )


■■解答例■■

☆43世間 ☆44仏法 ☆45智者 ☆46師子王 ☆47日蓮 ☆48正法 ☆49二月騒動 ☆50悪鬼入其身(悪鬼は其の身に入る) ☆51六師外道 ☆52「我人を軽しめば還て我身人に軽易せられん」等の内容 ☆53過去世において法華経の行者を軽んじた」「過去世において法華経を嘲弄した」のいずれかの趣旨 ☆54「法華経の敵を責る」の趣旨 ☆55「蛍火が日月をわらひ」「蟻塚が崋山を下し」「井江が河海をあなづり」「烏鵠が鸞鳳をわらふ」のいずれかの趣旨 

■[教学] 2006年青年部教学試験2級(昼の部)出題と解答 <問五> (聖教2006/10/1) 04:42

日顕宗を破す」から問いに答えなさい。<1> 次の文章の( )に正しい言葉を書き入れなさい。

日蓮大聖人の御入滅後、五老僧が大聖人の教義から逸脱していったのに対して、(☆56)上人お一人が大聖人直結の信心に立ち、「未だ(☆57)せざる間は身命を捨て随力弘通を致す可き事」と、地涌の使命を明らかにされました。

昭和5年に創立された創価学会は、、「日蓮と(☆58)ならば地涌の菩薩たらんか」との教え通り、地涌の菩薩の自覚に立ち、大聖人の仏法を日本に世界に弘めてきました。ところが日顕宗は、創価学会の破壊を企て、平成3年に一方的に学会を「破門」するという暴挙に出ました。これは大聖人の大願に背くだけでなく、仏法上も「五逆罪」の中の(☆59)に当たる大罪です。<2> 日顕宗の邪義のうち、次の項目の中から一つを選び、その邪義を破折しなさい(選んだ項目の記号を〇で囲みなさい)。
 イ、法主信仰 ロ、三宝義の歪曲 ハ、僧俗差別 ニ、誤った血脈観
 邪義の破折=


■■解答例■■

☆56日興 ☆57広宣流布 ☆58同意 ☆59破和合僧
※<2>の問題については、本紙上で解答(省略)となっています。

私の時は、当時学生部だったが、先輩らも受験対象で男子部の方に教えてもらった。
しかし渡されたのは、前々回の2級試験の過去問と、教学部中級試験の参考資料と、大白蓮華のコピーのみ。
自力で勉強した。仏教哲学大辞典を引いたり、御書のあらゆるページに赤線をひいたり。
ちなみにこのときは創価新報をとっていなかったので、受かったのは奇跡にほど近い。
今の私はネット上で過去問を掲載するぐらいしか応援できない。
あしからず。