「師弟の誓い」練馬を讃う 君たちよ! 凱旋の道を歩みゆけ



座談会の帰り道

天空の星が美しい。

無数に煌めく

その清らかな星々が

妙法流布の私たちに

親しげに

賞讃の声をかけるように

美しく光る。

夜空を仰ぐ道には

灯火の輝きが

私たちを

笑顔で守ってくれる。

私たちの生命は

宇宙と一体である。

これが妙法の哲理だ。

多くの宗教も学問も

そして哲学も

この生命の根本を

いまだ解明していない。

わが友と

新たな人生への

喜びの価値を

分かち合う歩みよ!

私たちは!

今日も勝って

何のための人生かという

探究と創造の

歴史を創り歩みゆくのだ。

私には同志がいる。

私には親友がいる。

君の友情の深さには

君の誠実な行動には

私は涙が止まらない。

おお 同志の

金剛不壊の心のつながり!

おお 広布実現のため

偉大なる同志との

金の心の絆よ!

ともに人間として

最極の精神を光らせ

君と一緒に戦いゆく

崇高さよ!

なんと美しく

なんと嬉しく

なんと強く

なんと雄々しく

そして

なんと神々しき

究極の生命の光彩よ!

その大いなる和楽の

舞踏の歩みを繰り返し

わが友と

遥かな高みの精神へ

さらに飛び立ちながら

私の清々しい喜びの足は

静かにわが家に入る。

子どもたちが大喜びで

冗談を言いながら

私を迎えてくれる。

お土産を

何も持ってこないのに

朗らかに語り合う嬉しさよ!

本当の幸福は

この姿の中に

全部含まれているのだ。

私たちは

広宣流布せよ!

 広宣流布の道を歩め!」との

永遠の天の声を聞きながら

創価の大道を歩む。

これしか

真実の平和はない。

これしか

普遍の価値ある人生はない。

そして これしか

人間の無上の目的はない。

だからこそ

私の胸は

張り裂けんばかりに高揚し

気高き使命の極致の

魂の光の喜びを

感じずにはいられない。

真実の信仰は

人間しか持てない。

自他共に

幸福と平和に

生き抜く法則は

永遠に

妙法以外にはあり得ない。

御義口伝には

「自他共に

 智慧と慈悲と有るを

 喜とは云なり」と

ときあかされている。

仰せの通りだ。

私の決意は定まった。

私の人生の

最高の正義は光った。

おお 練馬!

練馬 練馬!

ここが

君がいるところが

厳然たる仏国土なのだ。

仏の国は

遠くにあるのではない。

観念的な空想でもない。

おとぎ話の物語でもない。

事実 君がいる場所が

本有常住の寂光土なのだ。

釈尊が明確に説かれ

大聖人も厳然と

仰せになられた。

決意と使命の旗を

振り上げた

勇ましき練馬よ!

私と共に

常勝と栄光の

激戦を勝ち抜いてきた

わが誉れの同志たちよ!

練馬!

練馬で戦ってくれた君を

私は何で忘れるか!

若き日の君の顔よ!

微笑を湛えた

尊貴な母たちの法戦を

私は断じて忘れない。

いな忘れることはできない。

あの日の師弟の誓いを!

あの日の同志の誓いを!

あの日の尊き

心の夫婦の誓いを!

私たちの師であられる

戸田先生は厳しかった。

「恩知らずは

 学会から出ていけ!

 恩知らずは

 必ず悪事を企むから

 叩き出せ!」と。

人の尊さは

恩を知ることにある。

その報恩の

最も尊き生命こそが

仏法者なのだ。

悪口雑言が何だ!

妬みの謗(そし)りが何だ!

卑しい悪行に走る連中が何だ!

正義の闘士が

何で あの恩知らずの

不埒者を恐れようか!

邪悪と決闘して

勝ち抜く嬉しさよ!

怒り狂って

荒々しく反抗してくる

極悪の連中に

猛然と突進する楽しみよ!

大草原を駆け抜ける

駿馬の如く

一騎当千の人材が

陸続と躍り出る

練馬の大地──

君よ!

私の大事な君よ!

馬上豊かに

凱旋の道を歩みゆけ!

誓願を胸に

満足を胸に

希望を胸に

颯爽と

そして生き生きと

今日も明日も

人生の大勝利の

指揮を執りゆけ!

尊極の広宣流布

大道を走り抜け!

ああ ロマンの薫る

光が丘の文化会館で

異体同心の同志たちと共に

語り合ったあの日!

「『正義』と『勇気』は

 一体である。

 『勇気の信心』こそ

 日蓮仏法である」と。

勝つのだ!

断じて勝つのだ!

人生は断じて勝つのだ!

仏法は勝負である。

これが人生の

生きゆく正論である。

練馬の「練」には

「訓練」また「修練」

「熟練」そして「練達」等の

「鍛え」の深き意義がある。

蓮祖は仰せになられた。

「きた(鍛)はぬ・かね(金)は

 さかんなる火に入るれば

 と(疾)くと(蕩)け候」

「剣なんどは

 大火に入るれども

 暫くはとけず

 是きたへる故なり」

まさに練馬こそ

宝剣の如き

不滅にして無敵の逸材を

練り上げゆく天地なのだ。

人材の宝庫なのだ。

君よ!

君たちよ!

勝ち抜くために

生き抜くのだ!

幸福になるために

そして

満足しゆく人生のために

勝ち抜くのだ!

勝利は天上界。

敗北は地獄界。

勇敢な勝利は

永遠に光り輝く。

臆病な敗北は

永劫に暗闇の地獄だ。

君よ

勝つのだ!

あなたも

勝つのだ!

断じてこの一生を

勝ち抜くのだ。

そのための仏法だ。

そのための信仰だ。

そのための人生だ。

おお 練馬!

練馬 練馬!

練馬の友よ!

練馬の同志よ!

人口も面積も

二十三区で屈指の

規模を誇る練馬よ!

東は豊島区と板橋区

西は西東京市

南は杉並区と中野区

さらに武蔵野市

そして北は大埼玉の

新座市朝霞市和光市──

九つの区と市に隣接し

深く結合している。

君たちの広宣流布

大東京と大関東の

広宣流布を広げゆく

力の結集となっていくのだ。

さあ 今日も

心も晴れ晴れと

決意も新たに

福徳の爛漫のスクラム

堂々と組み直すのだ。

勝つために!

凱歌の万歳をあげるために!

わが友よ

永遠の同志よ!

今日もー段と溌剌と

生き抜こうではないか!

勇気を深めて

戦い勝とうではないか!

おもしろい人生ではないか!

楽しい人生ではないか!

悔いなき人生ではないか!

これが

創価の魂だ。

これが

創価の前進だ。

 二〇〇七年六月十七日 東京牧口記念会館にて 桂冠詩人